「東北から復興を担う未来の意思を育てよう!」という想いを胸に、
Support Our Kidsでは東北の復興、そして次代の社会を創造していく担い手づくりに取り組んでいます。
震災以降、様々な形で日本に温かい手を差し伸べていただいた諸外国の駐日(在日)大使館にご協力いただき、東日本大震災で被災した東北の中高生に国際感覚と復興の担い手としての意志を養う学びの場を提供しています。
「リーダーシップを発揮して東北をより良くしたい」という志の高い生徒を対象としたプログラムです。
2011年の発足以来、これまでに 455 名が海外へはばたき、帰国後はプログラム中に得た気づきや学び、出会いを糧に、恩送り活動や具体的な復興プロジェクトを立ち上げ自分たちの力で歩み始めています。
故 秋沢志篤(Support Our Kids実行委員会 ファウンダー)
これまでにル・マン24 観戦(フランス)ダブリン市長表敬訪問(アイルランド)日系人の歴史を学ぶプログラム(カナダ)リーダーシッププログラム体験(オーストラリア)クライストチャーチ[被災地]およびクライストチャーチ市長表敬訪問(ニュージーランド)等など、世界中の第一線で活躍している方々との交流や他では国際的なイベントの舞台裏など、他では決して経験できない貴重な学びの場を提供してきました。
私はこのプログラムで「新聞記者になりたい」という夢ができました。このフランスで過ごした12 日間は 「私にしかできないことはなんだろう」 と考える機会が多くあり、その中で私にしかできないことは新聞記者になって自分にしか書けない記事を書くことなのだと強く思うようになりました。
Le Mans 耐久レースで挑戦し続ける大人達や自分にしかできない仕事をしているスタッフの姿に大きな刺激を受けました。私も大人になっても夢を持って挑戦し続けられる仕事をしていきたいと思います。
この研修に応募する前の私の夢は「フェアトレードを通じて、持続的に世界中の貧困層の方々を支え、挑戦できる環境の創造に貢献する」ことでした。
アイルランドでは、世界の第一線で活躍されている方々にお話しを聞き、たくさんの社会問題や、意識の高い環境問題などについて知ることができました。そこで 世界には貧困問題だけではなく、様々な問題があることを初めて痛感しました。「果たして本当に貧困問題に取り組みたいのか?」と思うようになり、 夢は狭まるどころか広がっていきました。
今回の研修で貴重な経験を通し、お金では決して手に入れることのできないたくさんの宝物を得ることが出来ました。復興アンバサダーの活動を通じて世の中に貢献し、恩返しをしていきたいと思います。
このプログラムで自分の興味がある分野に恐れず挑戦できるようになりました。高校生という貴重な時期に海外に行けたことが自信になり、原動力となっています。
現在、卒業制作の一環で「船紋プロジェクト」 を推進しています。漁師のこだわりや漁場の特徴を紋で表現し、商品と関連づけることで、地元石巻が誇る漁場をより身近に感じて欲しいと思い発足したプロジェクトです。
今後の目標は石巻のクリエイティブディレクターになることです。来春から広告代理店で働くということもあり、生まれ育った故郷とアイディアの力で繋がっていたいと考えるようになりました。漁業の視点から地元石巻を見ることにより、誇りを持てるようになった今、また別な視点からも石巻を取り上げられるような人材になりたいです。
このプログラムでカナダに行かせて頂いたことで、視野と価値観が広がり、 国内外の様々な人やモノと出会いたいと思えるようになりました。その気持ちから一年間ワーキングホリデーでカナダに住んだり、海外バックパッカー旅、国内バイク旅などで各地を見たりしてきました。ワーキングホリデーでカナダを再訪した時に、海外で「FUKUSHIMA」の伝わり方や課題に気づき、地域に根差した活動を始めるきっかけにつながりました。
今は大学に通いつつ、福島県川内村の魅力を伝えるワッフル屋「Kokage Kitchen」と田村市地域おこし協力隊を兼業しています。今後の目標は田舎での生活と仕事を楽しみながら、地方に興味を持つ若者を増やすことです。来年春にはクラウドファンディングで調達した資金を元手に、川内村を中心とした福島の魅力、そして僕やみなさんの想いをのせたキッチンカーを始動させます!!
「次は自分の翼で誰かの為にはばたきたい!」と帰国した参加者達が自ら立ち上げた復興プロジェクト「HABATAKI 」。
これまでに4つのプロジェクトを自らの力で企画・資金調達から運営まで完遂させました。
その他にも多くのOBOG が「東北のために、自分たちに続く後輩のために」と、Support Our Kidsの各種ボランティア活動、地域のボランティア活動、2019年10月に発生した台風19号の被災地における復旧ボランティア活動、自ら立ち上げた数々の復興プロジェクトに積極的に参加し、東北の復興に向けて具体的な活動を起こしています。
「HABATAKI」の詳しい説明はこちらから
24 時間耐久レースの観戦と、自動車工学学習を含む模擬レース体験から、「テクノロジーと環境」「チームでの課題解決」について学びます。
その他、ユネスコ訪問、画家ゴッホ終焉の地での文化学習等を予定。
世界各国から集まる同世代の学生たちと共に学び、毎日様々なアクティビティに参加。世界における多様性を体験する。
歴代駐日大使たちとの交流、大臣・市長表敬訪問、ヨーロッパの歴史、環境問題などの社会課題、トリニティ大学やラグビーなどの文化を学ぶ。
社会福祉施設訪問、サマーキャンプを通じて現地の子ども達と交流。多文化主義・モザイク文化と呼ばれるカナダ・トロントで「共生社会」や「多様性」を体験。
日系文化会館ではの日系人の歴史や移民としてのお話を体験者より直接伺いフロンティアスピリッツについて学ぶ。