第2回 ホームステイプログラム in ニュージーランド

目的:

3月11日の東日本大震災で被災した子ども達を対象にした自立支援と、次の時代に
渡り復興を担っていくリーダーの育成。
・メンタルケア(精神的な安らぎを提供)
・異文化とのふれあいにより国際感覚の醸成
・日本を伝え世界とつなぐ民間大使の育成

参加者:

・宮城県、福島県、岩手県の中学生、高校生 14名

渡航先:

ニュージーランド、オークランド(7名) / ダーガビル(7名)

留学先:

マウント・アルバートグラマースクール
ダーガビルハイスクール

内容:
  1. 短期留学(ESOL、学校の用意したバディーと登下校及び授業や学校行事に参加)
  2. ホームステイ
  3. ボランティア活動
  4. 異文化交流
  5. アクティビティ
企画協力:

ニュージーランド大使館
アゼリーグループ
アルパインツアーサービス株式会社
公益財団法人ラボ国際交流センター
在オークランド総領事館
ニュージーランド政府観光局
DARGAVILL HIGHSCHOOL、
MOUNT ALBERT GRAMMAR SCHOOL
NZEDU
nz-navi.com

 

子ども達のレポート(抜粋)

S.Iさん(宮城県)
今、私はホームステイ前と変わらない生活を送っています。しかし、私の価値観や人生観は大きく変わりました。「自分の将来の夢を簡単に諦めていいのか、日本に留まっていていいのか。世界は本当に広い!だから、今私がやるべきことは何か、私が歩む道はどこか。今を大切にしよう。今を未来につなげよう。そして、自分を支えてくれる全ての方々を大切にしよう。常に感謝し、自分もみんなを支えよう。」これが、私の今の正直な気持ちです。このような気
持ちになれたのは、このホームステイプログラムを支援していただいた皆様のお陰です。17年生きてきて、初めてこんなに深く感謝したかもしれません。このプログラムが私を変えてくれました。支援者の皆様の熱い想いが本当に伝わってきました。私の将来の夢、「日本と世界をつなぐ架け橋になる」というのは、決意に変わりました。絶対になります。

A.Nさん(福島県)
ホストファミリーとお互いに地震の支援のことについてお礼を言い合いました。クライスト「チャーチを助けてくれてありがとう。お互い、頑張ろう。」と言われたとき、とれも嬉しくて泣きそうになりました。文化・言葉が違くても、人を思う気持ちに変わりはない。人はみんな助け合っているんだと思いました。今回、私がニュージーランドへ行って、新しい気持ちで帰って来れたのは、支援者のみなさんのおかげです。ここに書ききれないほどの体験・気持ち・知識・思いがあります。これは、これからも絶対に忘れません。頑張って!と言ってくれる人がいること、お互いに頑張ろうと言ってくれる人がいること。必ずどこかで助け合い、支え合い、つながっていること。国内に留まらず、ニュージーランドの人々もそう思ってくれていることを、一人でも多くの人に伝えたいです。本当にありがとうございました。みなさんに頂いたこの2週間の時間を、これから夢に向かう力の源にして頑張っていきます。

M.Aさん(宮城県)
ホームステイプログラムでは、人の温かさを一番強く感じました。ホストファミリーは、本当の家族のようにしてくれて、本当に幸せでした。私は、してもらって嬉しかったことを、これから自分も周りの人にしていけるようになりたいと思いました。また、NZでは、国の壁がないように感じました。学校では、日本人もKiwiも他の留学生も、みんな一緒になって楽しみ、分け隔てなく接してくれました。それは日本との違いだと思いました。だから、私も日本で海外の方がいても特別視して身構えるのではなく、話しかけたりできるようになりたいです。また、日本の学校も、もっと留学生を受け入れるべきだと思います。自分自身ももっと日本について知って、日本の魅力を世界に発信していかなければいけないと思います。このプログラムを通して、改めて将来は海外とつながれる仕事をしたいと思いました。世界と日本をつなげ、社会貢献できる職に就きたいです。そして、私が働くようになったら、私も寄附をして、より多くの子どもたちに夢を持って海外に行く機会を与えたいです。また、私が育った宮城の復興、日本の活性化にも貢献したいです。支援者の皆さんが、私にこのような機会を与えてくださったことを後悔させません。私が大人になったら、私の次の世代にもつなげていき、皆さんに恩返しがしたいです。私が今生きていることは当たり前ではなく、色々な人に支えられている。そのことをしっかりと心にとめ、精一杯生きたいです。本当にありがとうございました。東北は必ず復興します!